『少女ファイト』がイブニングに載ってるので立ち読みしてきた。
今月号で第3話。
バレーボールをやっている女子高生が主人公の話。
で、ここまでの感想をば少し。
主人公の大石練は
周りに比べて突出しすぎたバレーの才能の持ち主なのだけど
さまざまな理由からそれを抑えようとし
それでもなおバレーを続けている人間として描かれている。
やはりこういう
単純に「好き」とは言い難いほどに強く
何かひとつのものに囚われ苦しめられる中で
そこから逃れられずに求道する人間を描かせたら日本橋ヨヲコはうまいよなぁ。
3話目で提示された練が自分を抑える理由のひとつというのは
トラウマになるのは理解できこそすれ、
結果との因果関係としては個人的には弱いと感じているんだけどね。
この先どうまとめていってくれるのか楽しみ。
何故弱いと思ったかというと
才を隠し普通であろうとする背景には
突出していたが故に人を傷つけ忌まれ疎まれ
孤独を強いられたけれどもそれは決して望んだものではなかった
という流れがあるものだと思うのだ。
それを考えるともう一つのエピソードの路線で
徹底的に描かれてた方が納得できるかなあってね。
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自分にとっては
たとえ取り組む対象を変えてもその類の桎梏は追いかけてくるものであって
つまりは才能以前にコミュニケーションの問題なのですけど
それでも初めから
ひとりでできることに情熱を傾けていたのであれば
どんなに熱が嵩じても孤立することにはならぬであろうに
と思ったのだが
どうしても人と関わるものについて必死になってしまうからこれがまた