昨日、欲しい本があったので本屋に寄ったら
アサーションという語がタイトルについた本が平積みにされていた。
どうやら流行っているらしい。
さて、アサーションとは何なのか?
エラーのないプログラムを作成するための一つの手法
…という意味もあるらしいのだが
ここで採り上げたいのはコミュニケーションの技法として用いられる場合の方。
自分の主張を素直に、かつ相手を尊重しつつ、
誰の心証を害することもなく表現することを
アサーションと言うようだ。
一見簡単そうだが、これが案外難しい。
頼まれごとがあったとき、気は進まないが断るのは悪い気がして承諾してしまうとか。
断りたいような頼みごとをされた時、なんと気のきかない人だろうかと相手に怒りを覚えたりだとか。
部下に作業指示を出したところ、自分の期待した通りに作ってくれなかったので
使えない奴だなと感じたりだとか。
これらが、アサーションのできていない状態である。
アサーションができないと、
嫌なことを無理やりやる羽目になって自己嫌悪になったり
嫌なことを無理やりやらされていると感じて不満の矛先が相手に向かったりするわけである。
期待したのと違うと言ったり作業指示を出し直したりするのは自分もめんどくさいし
相手に嫌な顔をされるのも怖いから相手が無能なせいにするんである。
嫌なことを嫌だと言えて角が立たずに済ませられるなら
これほど楽になることはないだろう。
具体的な手法は…ここでは紹介しない。
一口で表現するのが難しいのと、自分でもこれから取り組んでいく課題だからである。
もし興味の湧いた方がいらしたら大きめの書店で心理学のコーナーを覗くと
平積みの本を各種確認することができるだろう。
あるいはWeb上ででも
関連コンテンツをいくつか探し出すことができると思われる。
ちなみに私が買ってきたのは『この一冊』。