2003年09月20日

9/19の普通の日記

複数の案件が一気に降ってきたので上司とミーティング。
10月に入ると今在宅で作業してるバイト君2名を内勤で呼んで
今より少しいろいろやって貰う形になり少しだけ楽になる筈なので、
それまでの2週間を我々だけでいかに乗り切るかという話。

「どれくらいできる?ってかこれだけの量やってほしい」という話の中で
自分がそこで「やります」って言わなきゃマジで進まないのも
上司が既に手一杯なのも理性じゃ十分分かってンすよ、
でも素直に返事したくない自分てのが居て。
自分のキャパ以上のことを「出来る」なんて言いたくはないし、
休日返上して自分を擲ってでもそれをこなそうという勢いは逆さにして振っても出てこない。

でもそんな風に思ってしまうのはどこかでやっぱり甘えてるからだ。
週に2日休めなくて毎日がサービス残業で昼休みも食べ終わったら即仕事で
遊んだり気抜いたりネット見たりなんかせずにフルに働いてバイト君に振り回されて、
社のメイン看板はどうにも好きになれずセンスの無い○○○○○○○、
挙句給料は自己最高の2年前より5万も少ないしで
何もそんなに大変な思いしなくても食ってはいけるだろなんて意識のどっかで思ってんだ。
好きだからコレ選んだんだろ、
好きでやってんだろ、
そもそも退路なんてもはや何処にも無いのにねぇ。

昨日も客先へ会議に行った帰り道
二人で居る時間が長いもんだからいきおい上司と普段しない話なんぞをする。
「給料上がるんなら上がった方が俺はいいし自分で動かなきゃ売上げあがらないから」
と言われたわけでそれはそれで正しいんだと思うのだけど、
そら私だって給料が月100万もあったらうれしいわけですが
好きなことだけやって月20万と好きじゃないこともやっての月100万なら前者選ぶかなぁ、と。
だって1日の大半の時間は仕事に費やすんですヨ!?

でもって末端でモノとか作ってる方が好きなのですよね。
動かす側の視点とか経営とか何したら売れるかとか、かなり興味の埒外。
社長になんてならせてやると言われてもなりたくないというか。

末端の悲劇は動かす側の人間に振り回されてしまうことで、
もしもそれさえ回避できるのであればオールオッケーだと思うわけです。

若いうちに何かしら伝統工芸にでも感銘受けてそこで弟子入りして後継いで、ってのが
性格的に合ってる人生であったかもしれない。
しかしもうそんなこと言ってみたってはじまらないし
本気でそっちの方が良いとでも思っているのなら今からだって特に遅いわけじゃないのだ。
○○の道を選んでいれば今頃、だとか
そんなコトばかり言って逃げているからいつまでも何やっても一人前になれない。
中の人が変われなきゃ職だけ変えたってそんなの変われやしない。
落ち着いて考えればそんなことわかってるのに、
つい反射的に守りに入ってしまってダメな俺です。

そして今日、"今日納期"の仕事を片付けていて思った。
上司は私が入る以前にコレを一人で、3日ある作業日のうち2日で終わらせていた。
遅いと思われてるんだろうなと思いながら、それを言われることに怯えてることに気づいた。

ああ、
初めは嫌いじゃなかった筈なのになんで最近こんなにこのヒトむかつくのかなって思ってたら、
アイデンティティをおびやかされていたのだな。
遅刻して怒られたりだとか、
仕事が遅いと批判されたりだとか、
そしてそれを言う人はビジネスにおいて概ね優秀で、あんまり突っ込みどころがない。
したくない気分のときも常に自己批判を迫る存在なわけで。
防御反応みたいに嫌いになろうともするだろうさ、吹けば飛ぶほど弱いから。

そういえば彼は最初感じのいいトワレをつけていたっけなぁ、
最近は彼が風邪だからか、それともその前からなのか何も匂わないけれども。

感情って伝染していくんだろうな。

投稿者 narukami : 2003年09月20日 02:34 | トラックバック
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