推測で理解したつもりになるのも危険だけど
言葉で説明してもらって理解したからといって
それがただの"理解したつもり"ではない、という保証はどこにもないなあとか思ったり
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今行ってるお医者の先生が
明言してなかったことを患者がやってなくて後でぐちぐち言う、ってのをよくやるんですが
それが非常にむかついてもー次から来ねえ!!とか今週まで思ってたんだけど
ナントナクこれはこれで仕方がないっていうか
一人が行くの止めたからってそういう話し方に疑問持ってくれるかっていうと
いや全然そんなことはないしなあ、なんてことを考えたりしました。
「働くことがイヤなひとのための本」というのを読んだのです。
いや別に労働意欲がないわけじゃないよ!と思って最初手に取るのをためらってたのですが
ひっかかりは覚えてたところへ図書館で見つけてしまったものだから結局借りてきて。
思ってた、というか恐れてたのと結構違う内容でした。
・世の中はどうしようもなく理不尽なものなので努力しても全然報われないかもしれない
・成功した人間の中にも成功しなかった人間の中にも素晴らしい人とダメな人は等量ぐらい居る
・けどまあそういうのはしょうがないから人は人として自分が好きなことをやったらいいじゃない
みたいな感じ。(でいいのだろうか
筆者と架空の4人の人物が対談する形式で書かれているのだけれども。
結婚して家庭を持ってーという当たり前の人生には興味が持てないが
仕事にも生きがいが見出せずにいて何らかの自己表現がしたくて小説を書いてる
という30歳のOLがその4人のうちの1人として設定されてて。
普通に考えればこの人物が一番自分に近い境遇なんだろうけど
留年しまくりで院進学にも司法試験にも興味がなく
サラリーマンにはもっとなりたくなくてどうしよーってな25歳の法学部学生というキャラの方が
なんか考え方とか近かtt・・・
あと2人はどんなキャラというと
社会的に落伍者になるのがイヤでやりたくもない仕事をとりあえず続けてきた40代とか
充実した人生を送ってきたつもりだったけど癌と誤診され自分の人生を見つめ直してみたら
本当はやりたかったことを諦めた過去があったんだよなあと思い出してしまった50代とか。
なのですが。
まあその辺は割とどうでもよくて(何
ここに以前書いたことがあったかは忘れたけど
(無かったらこんなこと書くのもかなり恥ずかしいなあと思ってるわけだが
見返してやりたい人間がいるから、という動機で
成功者の側に立ちたいと思ってた部分が自分にはあると思うのだ。
それも何かを表現する分野で。
それでデキの悪いかいしゃにんをしてる自分をどっかで認めてなくて
そんなわけで一生ひとつの会社に居ようという発想でもって
真剣に選ぶことができていないのだと思った。
あるいは選んだものを真剣に受け入れようとか思えてない。
真剣に妥協しようだとか(ry
しかも表現そのものに
それをしないと生きていけない、みたいな切実な欲求をもって
相対してるわけでも何でもないから。ひとつの道をとことん進むということもできてない。
その本には書かれていた、
隠遁だとか清貧だとか逆に破滅型だとかの何かを為した人間の生きざまを
才能の無い人間が形だけ真似ても
何も為すことができないならそれはあまりにも空疎だし自己満足さえ得られはしないものだと。
そんなわけでなんだか
逆に何かを為したところで誰かに勝てるというわけでもないかなあ、と思ったりして
一瞬しか関わらない人を自分のやり方と合わないという理由で拒絶することすら
何かバカバカしいような気が・・・拒絶したって別に勝てるわけじゃないのだから
関係ないけど読書感想文てこうやって書くものなのだろうかという気がふと(?
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ちゃんと問題点(?)を言ってくれる人がいることを
改めてありがたいなぁと思いました
望むものと現状とのあまりの距離の開きだとか
何をしたらいいか掴めなさ加減に絶望してこのままでいいよと開き直りそうになったりするけど
それでいいと必ずしも思っていない自分もあることを指摘されてしまうと(つ・)
自分の尖ってる部分で気に入ってるとこもあるんだけど
まるくなりたいかもしれない・・・いや体型はいいかr